SMC PENTAX 55mmF1.8」カテゴリーアーカイブ

K、Mレンズの露出

<絞りF1.8 グリーンボタンを押した状態 1/1500>
K20D0890.jpg
K20D P55mmF1.8 [55mm F1.8 1/1500 ISO100 ±0EV]

<絞りF1.8 シャッタースピードを手動補正 1/750>
K20D0891.jpg
K20D P55mmF1.8 [55mm F1.8 1/750 ISO100 ±0EV]

K20Dで、K、Mレンズを使用する場合は、Mモードでグリーンボタンを押すと、レンズの絞り環リングで、
設定した絞りに見合うシャッター速度に自動調整されます。(適正露出に調整される)
ところが、上の作例では、適正露出がアンダーになります。
なぜ、アンダーになるのでしょうか?
内蔵露出計の光センサーは、フォーカシングスクリーンの後方にあります。
どうも、フォーカシングスクリーンに原因がありそうです。
調べて見ると、暗いズームレンズでもファインダーを明るく見せるため、素通しに近いガラス素材が使われて
おり、このガラス素材の影響で露出に誤差が生じています。
露出誤差の傾向を見てみると、以下のようです。
F4~F5.6は、ほぼ適正露出
F4より絞りを開いていくと、アンダー傾向が強まる
F5.6より絞りを絞っていくと、オーバー傾向が強まる
困るのは、絞りにより誤差が変化してしまう事なんです。
(露出補正で一定の補正で対応できない)
なので、K、Mレンズを使う場合は、グリーンボタンを押して、出た目のシャッター速度から、
絞りに応じて、オーバーやアンダーになるように調整する必要があります。
アンダー傾向のほうは、手動調整せず、RAWで撮って現像ソフトで適正露出にするという方法もあります。
オーバー傾向の場合は、白飛びなどするので、シャッター速度の手動調整は必須ですね。

ALWAYS 55mm 1975年製

<SMC PENTAX 55mmF1.8>
K20D
SMC PENTAX 55mmF1.8、とても階調が深いレンズですね。
DAレンズにない色合いを感じます。
絞り開放から1段絞ると、このレンズの神髄が見えてきます。
名玉と言われたレンズ、侮れません。

「雅」<チューリップ>
チューリップ
K20D K55mmF1.8 [55mm F2.8 1/1500 ISO200 ±0EV]

もう1枚はスノーボールです。
前回は、DAレンズのコントラストの高い絵でしたが、柔らかい感じがとても自然です。
前ボケ、後ボケで演出して見ました。
FA43との比較もして見ました。

<スノーボール K55>
スノーボール
K20D K55mmF1.8 [55mm F2.8 1/750 ISO200 ±0EV]

<スノーボール FA43>
スノーボール
K20D FA43mmF1.9 [43mm F2.8 1/125 ISO100 ±0EV]

チューリップ

馴染みのカメラ屋さんの店長さんから、SMC P 55mmF1.8を譲って頂きました。
後玉にうっすら、リング状の曇りがあったので、写真レンズ工房さんで、清掃してもらいました。
早速、チューリップの花を試写します。
このレンズ、欲しかったレンズで、譲ってもらって、とても嬉しかったなぁ~
すごく味わいのある描写です。
花撮りに大活躍しますよ~

<SMC P 55mmF1.8 F4>
チューリップ
絞り開放で撮って見ました。
軟調ですが、描写感はFA43に近いかなぁ~

<SMC P 55mmF1.8 F1.8>
チューリップ
K20D P55mmF1.8 [55mm F1.8 1/4000 ISO100 ±0EV]